情報を耳から収集するという習慣を試しています。この記事はそれを紹介する、というより自分ための記録として残すものです。

この習慣を始めようと思ったのは、日頃仕事で酷使している目の負担を減らしたいのと、家事や育児の時間をより有効活用したかったからです。幸い、FeedlyPocket を組み合わせることで、それなりに満足できる環境を構築できました。

情報源

情報収集では、なるべく一次情報源を Really Simple Syndication (RSS) で購読するようにしています。正確な情報を取り入れるためです。情報通信系では一次情報が英語で書かれることも多く、英語に触れる機会を増やす意味合いもあります。それだけだと、大本営発表を鵜呑みにしたり、重要な点を見落としたりする危険もあるため、ある程度信頼できるニュース サイトも併せて購読しています。

RSS リーダー

RSS の購読には前述の Feedly を利用しています。RSS 配信に未対応のウェブサイトも有りますが、サイトの構成要素から RSS を自動生成する RSS Builder が利用できます。

クライアントは、Un*x CUI アプリケーションの Feednix を使っています。勿論、Windows Subsystem for Linux (WSL) でも動きます。簡素な作りをしているソフトウェアなので、自分のための機能を実装して開発に貢献してきました。Pocket に記事を投げる Feedly Pro+ API に対応させたので、これを使って気になる記事を片っ端から Pocket に放り込んでいます。

読み上げ

Pocket の Android アプリには、本文抽出ができた記事を読み上げる機能があります。これがとても優秀で、ほとんど違和感なく音声から内容を理解することができます。やたらとページ分割されている記事でも、多くの場合は記事全文を読み上げてくれるのも特長です。ここ 2 週間程度、読み上げ途中にアプリがクラッシュする事象が、私の環境で頻発しているのが残念です。

イヤホン

読み上げは、Shockz(気付いたら AfterShockz から社名が変わっていました)OpenMove を使って聞いています。以前は左右が有線で繋がった Bluetooth イヤホンを使っていました。物は良かったのですが、乳児を抱きかかえながら使っていると、左右を繋ぐ線を引っ張られる被害が頻発し、常用を断念しました。OpenMove にも左右を繋ぐ線はありますが、短くてある程度の固さもあり前に垂れないため、被害を免れています。耳が開放されているので不快感も小さく、家族に呼ばれたときに気付きやすいのも良い点です。

その一方で、硬くて形状の融通が利かないので、寝たまま使うのには少々不都合です。就寝前に横になりながら聞くときには、イヤホンではなくスマートフォンのスピーカーを使うことで対処しています。就寝前と起床後に音声の出力先を変える必要が有るのは少々面倒ではあります。

気づき

耳からの情報収集では、内容をある程度聞き逃しても良いと達観すべきだと気付きました。どうしても、話しかけられたり大きな音に遮られたりして、音声が聞き取れない場合がでてきます。また、少し内容について思索に耽ると、はっと気が付いた時には随分話が進んでいるということも。それをいちいち気にしていると精神衛生上良くありません。真剣に向き合って学びたい内容は、書籍を読み込むほうが自分の性に合っていると感じます。